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広げよう!! 輝く難聴者・中途失聴者の輪を

活動報告report

活動内容

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倉敷市中途失聴・難聴者協会活動内容

H22年度から人工内耳の電池の助成を倉敷市役所に要望を行っています。佐古信五県議会議員(当協会顧問)と相談して交渉を進め、手ごたえを感じています。23年4月6日に障がい福祉課課長、4月13日に伊東市長と面談をし、当事者の声を届けました。会ってお話をすることで難聴・中途失聴の生の姿を感じ取ってもらえたものと思います。私たちの声が市長まで届いたことは大変喜ばしく、意義あるものと思います。難聴者が住みよい倉敷市になるよう皆さんとともに頑張っていきましょう。


R4年度総会

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 ごあいさつ
                会長 谷口 進
 この度は令和4年度総会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。昨年、一昨年はオンライン形式で役員のみの開催となりましたが、本日はこのように皆さまとお会いすることができ、大変うれしく、感謝しております。
  当協会は平成17年に設立しましたが、15周年記念を2度延期しようやく実施できる運びとなりました。コロナが終息しかけたと思えばオミクロン株が流行したりと、次から次へと波が押し寄せ、思うように外出できる環境にありませんでした。室内で実施する多くの事業の縮小や中止で、会員と会うことが減り、それに伴ってコミュニケーションをとることも少なくなりました。難聴者は、マスク越しでは口元が見えず、こもったように聞こえて聴き取りづらい、大きめの声で話ができない、現状の環境に大変疲れています。このような中、何とか打開しようと模索しておりますが、周囲の理解をより強く求めていくことが必要かと思います。3月に耳鼻咽喉科の医師会が中心となって耳の日の集いのYouTube配信を行い、耳の病気解説、補聴器相談などの数々の啓発を行いました。今後も難聴を理解していただけるよう、また難聴者との接し方などを啓発していきたいと思います。
 2年前に、中・軽度の高齢難聴者に対する補聴器の助成について倉敷市へ要望しました。「国において補聴器による認知機能低下予防の研究も行われている、それを踏まえながら検討したい」との回答でしたが、未だに助成の話が出ていません。岡山県では、瀬戸内市と備前市が実現しています。素晴らしいことであり、再度要望したいと思います。高齢者がご自身に合った補聴器を正しく装着することで、認知症予防のみならず、生活の質の維持、社会への貢献など多くの利点があると思います。早く助成対象になることを切に願っています。
  また、今年の1月には倉敷市のホームページに掲載している動画に字幕を付けてくださいと要望しました。市長会見はYouTubeで見られますが、以前は日本語を自動生成のみで表示しており、誤字が多く、内容を掴むことが困難でした。その頃、オミクロン株の感染が拡大しており、市長が対策についてメッセージを伝えていました。しかし、私達は内容を理解することができません。聞こえなくても知る権利はあります。要望した2日後には日本語が正確に表示され、その後も継続して表示されるようになりました。市民へ伝えたいことや市政の取組みが分かるようになりました。
  このように、コミュニケーションや内容が理解できないことは、難聴者にとっての最大の悩みであり、精神的苦痛になります。協会としては2次障がい、更には人格の否定といった3次障がいを防ぐために気兼ねなくコミュニケーションがとれるよう努め、交流や悩み事の情報交換を積極的に行っています。
  この倉敷市を、暮らしやすい街にするためにも、皆さんが、ソフト面、ハード面を含めてこうしたら住みやすいのではということを声に出していただきたいと思います。少しでも改善されることで、これからの難聴者や難聴児たちへ良い環境を提供できると確信しています。倉敷市保健所で手話通訳と要約筆記をつけての集団ワクチン接種が実現したのも皆さまからの声です。安心して不安なく受けることが出来たことは大きな意味があると思います。
  最後になりましたが、11月の長島愛生園の見学をサン基金からの助成で行くことになりました。皆様にご報告するとともにサンエイ様には厚く御礼申し上げます。
 皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、私のご挨拶と致します。
 
         
倉敷市立中央図書館前

 令和3年度総会はオンライン総会で実施しました。
 昨年、進行方法などを模索しながら内輪だけのオンライン総会をしましたが、今回は発展させて佐古一太岡山県議会議員(協会顧問)、倉敷市社会福祉協議会中桐会長、倉敷要約筆記サークル早川利子会長にご来賓として参加していただきました。お忙しい中本当にありがとうございました。
 佐古一太議員より、「遠隔要約筆記をZoom で行うということを聞き、実際に見せていただき、新たな会議の方法を勉強させてもらった。マスクをつけることが当たり前になり、表情や口の動きからの情報が少なくなり、私もマスクを付けた状態ではコンビニでの買い物の際も聞き返すことが多くなった。様々な行動が制限される中、人との関係の希薄化が加速すること、もっと悪くなれば孤立する方が多くなることが心配。こんな時代だからこそ、人と人とのつながりの大切さや、一人では生きていけないからこそ、お互いに助け合う事の素晴らしさを再認識して、このコロナの経験をプラスにしていくことが 私たちの使命だと思う」。という、心強いお言葉を戴きました。
 また、中桐会長より、「すべての人びとが住みなれた地域で自立した生活を送ることができるよう様々な施策を展開している。ハンディのある方々を含め、地域で暮らす人が互いに理解を深め、支え合うことのできる地域づくりが重要 である。 倉敷市社会福祉協議会では、要約筆記者の養成講座を通じて、聴覚にハンディがある人への支援活動を行っているが、今後も皆さまのご意見を聞かせていただき、よりよい支援のあり方を考え、孤独な難聴者のいない社会を創り出すお手伝いをしたい。」とのお言葉を述べられました。
 また、意見交換を行い、感音性難聴の周知や聴覚障害者のコロナワクチンの集団接種について情報交換・意見交換を行い有意義なものとなりました。来賓の方々には厚く御礼申し上げます。

悪徳商法対策講座 平成27年7月4日 くらしき健康福祉プラザ

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7月4日(土)くらしき健康福祉プラザにて、自立支援拠点活動支援事業【悪徳商法対策講座】が開催されました。講師は倉敷市消費生活センターの田中様。名前を手話でしてくださいました。 講座は配られたパンフレットや要約筆記のスクリーンを見ながらで、聞こえにくくてもよく分りました。 センターに去年1年間で三千件以上の相談が寄せられていると言うことでびっくり!最近は高齢者のトラブルが多く、倉敷市でも実際に2千万円もの被害にあった事例があり、だまされたことに気づきにくい。被害にあっても相談しない為に、周囲が気づいた時には手遅れだったそうです。講座に参加した難聴者16名、私も含め(自分は大丈夫)と思っていましたが、だまされ度チェックと言う質問票に各自記入してみると・・・だまされ易いと言う判定出た人が多かったです!要注意ですね。 高齢者に多い相談として、健康食品の送りつけ商法があり、その寸劇をすることになりました。六名がぶっつけ本番でしたが皆さん上手で、特に谷口会長の悪徳商者役は迫真の演技で見ている人も拍手喝采。送りつけ商法の対処は、とにかく受け取り拒否すること。受け取ってしまったら8日間以内にクーリング・オフのはがきを出すこと。悪徳業者撃退の断りの言葉を『いりません』『必要ありません』『お帰りください』『もう二度と電話しないでください』全員で声に出して確認しました。あっと言う間の2時間の講座でしたが、悪徳商法対処の心構えが出来たと思います。何か不安に感じたら早めに消費生活センターに相談に行きましょう!

要約筆記研修会 平成29年3月26日 くらしき健康福祉プラザ 

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【参加した会員の感想】
 3月26日、要約筆記ステップアップ研修会に友人と参加しました。参加者は難聴者11名と倉敷要約筆記者6名の計17名で、岡山からは情報保障として要約筆記者が3名来てくださりました。
初めに個人派遣を利用された2名にの体験談を聞かせていただきました。その後、4グループに分かれてお2人の体験談の感想や意見交換をし、終わりに各グループの内容をロール紙に書き込んでスクリーンに映して、詳細に説明していきました。
 1人目の方は難聴になられた経過を話され、介護の仕事をなされている中でグループワークの研修の時に要約筆記の個人派遣を利用され、とても助けられた体験を話されました。私も周りが討論している中では難聴者の耳には騒々しいだけで肝心な声(言葉)を聞けない状態を何度も経験しているので、自分の姿を重ねて聞かせていただきました。本当に要約筆記者の有難さを感じられたのがよく伝わりました。私達難聴者も高齢化しています。現役でハンディを抱えながら介護の仕事をしておられ、ご活躍を心から応援しています!!
 2人目の体験談の中で、病院の担当医師の病状や治療方法の説明に叔母様に「私が聞いているから大丈夫!」と言われ、個人派遣を依頼されなかったことへの後悔の話に他人事ではないなあと悲しいほど感じました。
 またグループでの話し合いで、ある方が町内会の総会に難聴なのでいつも委任状を書いていると言われました。その方は自分の意見を言える機会を与えられないまま委任状を勧められ、毎年納得しないでおられるという。安心して住める地域作りの為にも地区の役員の方々に、聴覚にハンディのある方々に対して理解してもらいたい。要約筆記者の存在を伝え、知ってもらい個人派遣が当たり前のようになり、その光景を見て私も何か役に立ちたいと思う方が現れたらと夢のようなことを思い浮かべました。
 今回参加して要約筆記者の方々の私達難聴者に情報を伝えようとされておられる意識の高さと努力に感動しました。本当にお世話になり感謝しています。


     
     耳マーク
 難聴に理解ある社会を!
このマークは耳に音が入ってくる様子を矢印で示し、一心に聞き取ろうとする姿を表したものです。
  全難聴耳マーク部

倉敷市中途失聴・難聴者協会

当協会は聞こえなくても(聞こえにくくても)明るく前向きになれるよう会員同志で支えあっています。ご入会お待ちしております。お問合はお気軽に。

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